フェデラー 今季続行を断念

【AFP=時事】(記事更新)四大大会(グランドスラム)通算17勝を誇る男子テニスのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)が26日、故障した膝が全快していないことを理由に、来月開催されるリオデジャネイロ五輪を含む今季残る全試合を欠場すると発表した。

8月に35歳の誕生日を迎えるフェデラーは、今年2月に膝の手術を受けると、5月の全仏オープンテニス(French Open 2016)も腰の故障で欠場していた。こうした状況を受け、フェデラーはフェイスブック(Facebook)の自身のページに「極めて残念だが、リオ五輪へのスイス代表としての出場断念と、今季残りの全試合の欠場を発表する」と投稿し、今季中は治療に専念するとしている。

「シーズン欠場はとても難しい決断だったが、今年初めに受けた手術の影響でリハビリが必要になった。医師からは自分の希望通り、これから数年間のATPワールドツアー(ATP World Tour)をけがなくプレーしたいのなら、膝と体に全快させる時間を与えなければいけないと助言を受けた」

フェデラーは2週間前に行われたウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2016)準決勝で、ミロス・ラオニッチ(Milos Raonic、カナダ)にフルセットで敗戦を喫し、けがに悩まされた今シーズンは、これまでのキャリアを通して最も困難な一年になっていた。

フェデラーは1999年以来、グランドスラムに65大会連続出場を果たしていたが、今年の全仏オープンを欠場したことでその記録に終止符が打たれている。そして今回の決断により、ツアー通算88勝のフェデラーは、2000年以降では初めてとなるツアータイトル未勝利のまま、シーズンを終えることになった。

2008年の北京五輪では、スタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)と組んだ男子ダブルスで金メダルを獲得しているが、2012年のロンドン五輪では決勝でアンディ・マレー(Andy Murray、英国)に敗れるなど、フェデラーは輝かしい実績を残しながらも、五輪の男子シングルス金メダルには唯一手が届かずにいる。

来季は全豪オープンの前哨戦である男女混合国別対抗戦ホップマンカップ(Hopman Cup)に出場することを発表しているフェデラーは、「いつもと変わらずモチベーションは高いよ。より強く、けがのない状態で来季を迎えるために、自分が持てるすべての力を注ぐつもりだ」と語った。

2004年アテネ五輪と北京五輪で旗手を務めたフェデラーの欠場は、スイス五輪連盟(SOA)にとっても痛手となり、スイス選手団の団長を務めるラルフ・ストークリ(Ralph Stoeckli)氏は、フェデラーに同情を示した。

ストークリ氏は「アスリートにとって自身の体、健康以上に大切なものはない。われわれはフェデラーが一日も早く回復することを願っているし、来年また素晴らしいシーズンを送ることに期待している」とコメントした。【翻訳編集】 AFPBB News

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